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色気を感じる街『京都』

旅で色気を感じる場所といえば京都だろう。そこに住む人々に、人々の方言のイントネーションに、人々の柔らかい物腰に、その人々の暮らしの背景にある神社仏閣に、その人々が憩いの場所として訪れる山川の風景に、私は堪らない色気を感じてしまう。

歴史の重みだろうか。

歴史にロマンがあるからだろうか。

絢爛豪華な平安朝の薫りが、そこはかとなく漂うからか。

これは自分の五感を超えた物なので、理屈ではないような思いがある。



    言葉遊びではないが、平安神宮神苑を訪れた時浮かんだ言葉が、『朱に交われば赤くなる』であり、清水寺が、『乾坤一擲、伸るか反るかの清水の舞台』であった。

    寂光院にはその字の如く、何とも言えない寂寥感を覚え、醍醐寺は山全体が境内になっていて、そのスケールの大きさに驚いた。ここで花見をした太閤秀吉の影を見る。

    侘び、寂を教えてくれたのも京都との出会いが最初だった。

    こういった日本のオリジナリティー溢れる感覚に、外国人は信じられないほど敏感であり、元祖日本人としてどうしても優先的に感受していきたいのが、京都に対する感性ではないだろうか。

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